[重要]子供の栄養摂取の偏り、栄養失調に気を付ける注意点

日本は今、食べものにあふれている飽食時代です。そのため、戦中戦後の子供たちのように、お腹が空いても我慢しなければならないということはほとんどありません。

しかし、現代の子供たちは、お腹が満たされているからといって、栄養が十分に足りているとは限りません。1日3食食べているのにも関わらず、実は栄養失調に陥っている子供もたくさんいるのです。

栄養失調の子どもに現れやすい症状

本来、栄養失調とは、摂取カロリーが極端に足りない状態のことを言います。しかし、現代における栄養失調は、カロリーは十分に足りているのに、栄養バランスが偏っていて、栄養が足りていないことを指し、通常の栄養失調と区別して「新型栄養失調」と呼びます。

長期間にわたって栄養失調の状態が続くと、身体的にも精神的にも様々な悪影響を及ぼし、主に次のような症状が現れます。

発達の遅れ

成長期の子供は、大人に比べて、たくさんの栄養素を摂取しなければなりません。体の形成に必要な栄養が足りないと、脳の発達が遅れたり、身長が伸びず、体重も減っていきます。栄養失調の度合いがひどい場合は、一生障害が残ることもあります。

新型栄養失調はタンパク質のひとつである「血清アルブミン」の不足によって起こります。タンパク質は骨や筋肉などの組織を構成する主成分でありますので、欠乏すると成長不良の要因となります。例えば建物を作るときに、コンクリートが足りていない、といった状態なのです。

新型栄養失調そのものは、子どもだけでなくお年寄りの方でもなります。NHKの『ためしてガッテン』でも、平成の栄養失調として紹介されていましたので、ご存知の方も多いことでしょう。

筋力・体力の低下

体が疲れやすくなったり、筋力が弱くなって転びやすくなるのも、栄養失調による筋肉量の低下が原因です。筋肉が落ちることで、体を動かことが困難になります。

筋力が低下すると、どのような症状が目立つのでしょうか? 答えは「転びやすくなる」です。もしもお子さんが何もないところなのに「転ぶ」ということが多い場合ですと、新型栄養失調を疑った方が良いでしょう。

免疫力が低下し、病気にかかりやすくなる

栄養不足から、体重が減って、体温を維持することができなくなります。そのため、病気への抵抗力が落ちてしまい、風邪や感染症にかかるリスクが高まります。そのほかにも、アトピーやアレルギー体質にもなりやすくなります。

一般に体温を一度上げれば免疫力が「5倍」ほどに上昇すると言われています。血液中の白血球は、人間の体温が体温36度5分以上のときに、活発に働きます。もちろん、37~38度の体温は高熱で望ましくないのですが、もしも体温計ではかってみてお子さんの体温が「いつも35度台」という場合には、典型的な低体温です。栄養状況を今一度見なおしてみてください。

カルシウムが足りないと情緒不安に

カルシウムは、歯や骨を丈夫にするだけでなく、精神状態を安定させる効果もあります。カルシウムが足りなくなると、イライラしやすくなり、集中力が続かなくなります。

集中力アップには、カルシウムとマグネシウムを合わせて摂取すると良いとされています。(そうすることで、カルシウムの体内への吸収効率が上がります)目安として、カルシウムとマグネシウムの比率が1:2になるような食品バランスが理想です。この理想形となるオススメの食品は「小魚」です。シシャモやアジなどの小魚は、子どもの新型栄養失調改善と集中力改善に役立ちます。

タンパク質不足から肌・髪・爪がボロボロに

肌・髪・爪は、タンパク質からできています。そのため、タンパク質不足から、顔にニキビや吹き出物が出たり、頬がこけたり、髪が抜け落ちます。さらに、爪の先端が上向きに反るような形で曲がります。

医学用語ではこのような爪を「匙状爪」と言うのですが、タンパク質欠乏だけでなく「鉄欠乏性貧血」が原因となっているケースも多いです。ほうれん草が嫌いな子どもは多いと思いますが、鉄分を摂ることは大切です。爪は「第二の皮膚」です。爪の状態を見れば、栄養状態も分かります。

栄養失調の原因は偏食

子供が栄養失調を引き起こす原因としては、偏食が考えられます。また、食べ物に好き嫌いがない場合でも、食生活の乱れから、栄養不足になる子供もいます。栄養失調になりやすい食事内容は、

  • 炭水化物中心の食事
  • スナック菓子や菓子パンの食べ過ぎ
  • コンビニ弁当、お惣菜、インスタント食品、冷凍食品をよく食べる

といったものが挙げられます。

パンや麺などの炭水化物には、糖質が多く含まれていますが、タンパク質、ビタミン、ミネラルは含まれていません。そのため、炭水化物中心の食事を続けていると、摂取カロリーは足りていても、栄養不足になりがちです。

また、コンビニ弁当やインスタント食品などの加工食品には、保存料や添加物が入っていることが多く、濃い味付けで子供が好みやすいため、食べ過ぎになりがちです。満腹なのに、栄養素が足りない状態が続くと、下痢になったり、めまいを引き起こす原因にもなりますので要注意です。

子供が不足しがちな栄養素は、カルシウムと鉄

子供の発育に必要な栄養素として、カルシウムがよく知られます。残念ながら、カルシウムは腸で吸収されにくいため、子供に最も足りていない栄養素でもあります。また、高校生になって、お弁当や外食が増えるようになると、カルシウム量が減ってしまう傾向もあります。

将来、骨粗鬆症をはじめ、色々な生活習慣病にならないようにするためにも、成長期にしっかりとカルシウムを摂取するようにしましょう。カルシウムは、牛乳・チーズなどの乳製品や、大豆製品、骨ごと食べられる魚、ひじき・わかめなどの海草類、緑黄色野菜などに多く含まれます。

また、最近は、鉄分の不足が原因で、貧血を起こす子供は少なくありません。脳や体全体が酸素不足となるため、「イライラしやすい」「無気力」「運動をするとすぐに息切れする」「疲れやすい」といった症状も起こりがちです。鉄分が多く含まれる食品には、レバー、ホウレンソウ、大豆、貝類といったものがあります。ただし、鉄分は、一度にたくさん摂っても体内にあまり吸収されませんので、成長期だけでなく、長期的に体に取り入れるようにしましょう。

特に成長期の小学校高学年の時期にはしっかりとした栄養を摂取することが重要です身長の伸びる小学校高学年向けの記事で説明しているので参考にしてみてください。

おやつには栄養価の高いものを与えましょう

栄養不足を改善ためには、栄養豊富な食事を毎日3食きちんと食べることはもちろん、それに加えて、おやつの内容にも気を配りましょう。おやつを一食と考えて、しっかりと体をつくれるような栄養価のあるものを食べることが大切です。砂糖がたっぷり入った甘いお菓子や脂肪分の多いスナック菓子ではなく、果物やナッツ類、焼き芋やとうもろこしなどがおやつに最適です。

飲み物でしたら、果汁の少ないジュースや炭酸飲料の代わりに、野菜ジュースや果汁100%の果物ジュースに置き換えてみることもオススメです。よく「野菜ジュースは生の野菜を食べるわけではないから栄養が摂れない」という話を聞きますが、これは誤りです。たしかに食物繊維については野菜ジュースは生のサラダには敵いません。ですがビタミン類や鉄分などの栄養素であれば、野菜ジュースからでも問題なく摂取できます

子どもの栄養不良を解消するための健康飲料も数多く出ていますので、これらの飲料を利用するのも一案です。このサイトでも、子ども向けの健康飲料についての考察記事を書いています。(スピルリナの栄養成分を徹底解説! 子どもの野菜不足にもおすすめ

まとめ

栄養素は、食事の中でバランスよく摂取することで、栄養としての役割を果たします。言いかえると、1つでも栄養素が足りないと、すべての栄養効果が失われてしまいますので、誰でも栄養失調になる可能性があるということになります

栄養バランスのとれた食生活が、子供の強いからだを作ることを忘れずに、毎日の食事の内容に気を配ってあげて下さいね。

また栄養ある食事にサプリメントをプラスすることで飛躍的な子供の成長が期待できます。
子供の身長応援サプリ選びで悩んだら子供の栄養サプリ徹底比較! 成長期に一番おすすめなのはどれ? こちらの記事で徹底比較しているのでぜひチェックしてみてください!

コメント

  1. ayaka より:

    すごく読み応えがあって勉強になりました!!より一層、子供たちの食事に気を付けようと思いました。

  2. 匿名 より:

    栄養失調怖いですね~
    子供がある程度大きくなるまでは手を抜かずにバランスのとれた食をとれるようにしなきゃですね(+o+)

  3. より:

    栄養失調こわいですね~
    子供がある程度大きくなるまでは手をかけてバランスのとれた栄養取れるように気を使いたいと思います(+o+)